心理カウンセラーとして働くメリット
一生モノの仕事として働くことの出来る心理カウンセラー、
長期にわたって働くことの出来るのはメリットの一つでしょう。
しかし、他にもメリットはあります。心理カウンセラーは昨今需要が高まっている人材です。
心理カウンセラーとして活躍できる幅が広がっています。
その他、働き方もいろいろある点です。
フルタイムで勤めに出るだけではなく、医療機関以外でサポートできる立場であったり、
地域の支援活動の一環として働くことも出来るでしょう。
経験と知識を積めば開業も夢ではありません。
働き方が多様に存在するのも心理カウンセラーのメリットです。
そして、心理カウンセラーとして働くことで、常に人とのコミュニケーションの中に身を置くことになります。
そういった場所で培われた経験は、仕事だけではなく、日常の生活や人とのふれあいの場面で大いに役立つことでしょう。
心理カウンセラーとして働くメリットは、悩みを抱えている人、不安を感じている人、の相談に乗り、時に寄り添うことの出来る人間性を高めるといったものが大きいと考えられます。自分を育てることのできる仕事の一つでしょう。
心理カウンセラーとして働くデメリット
どんな仕事をしていても、疲労や負担などデメリットはあるものです。
心理カウンセラーにもデメリットは存在します。
心理カウンセラーは人の心に寄り添う仕事です。
時に悩みを口にした人がその悩みに涙し、不安を抱えた人がマイナスの考えばかりを吐露することもあるでしょう。
楽しい気持ちばかり、嬉しい気持ちばかりに触れる職場ではないのです。
そういった、しんどい気持ちを受け止めることで、感情移入をしていまい、
自らも心身ともに疲れてしまう心理カウンセラーもいます。
人の心という薬や手術では治せない部分を相手にするので、精神的なスタミナや、
考え方の切り替えなどがとても重要なのです。
悩みを抱えた人と共に元気になろうと頑張ってしまうと、
カウンセラーの方が息切れしてしまうなんてこともあるようです。
心理カウンセラーとして働くデメリットとしては、マイナスの感情に触れる機会が多いために、
自分のエネルギーさえも仕事につぎ込んでしまいがちなところです。
寄り添いながらも、自分を維持して、
長期間にわたり安定したカウンセリングが出来ないとつらい仕事になってしまうかもしれません。
心理カウンセラーとは?
心理カウンセラーというのは、人の悩みに耳傾け、相談に乗り、その人が決断することをサポートする役割の人です。
カウンセリングを行いながら、その人に寄り添って、自分の持っている知識でその人を受け止めるのです。
心理カウンセリングは医療行為ではなく、医師の免許がいるわけではありませんし、
心理カウンセラーの仕事に就くためにどうしても取得しなければいけない資格もありません。
資格が必須となっている職業もありますが、スクールカウンセラーに必要な臨床心理士の資格も国家資格ではありません。
決められた資格がないので、人の悩みを聞くのが得意な人には向いている仕事かもしれません。
ただし、正しい知識を基にその人の相談を受けるためにも、資格取得はおススメです。
また心理カウンセリングの資格は仕事に役立てるだけでなく、普段の生活や人とのコミュニケーションの中で生かせる可能性が高い知識なので、自分をより豊かにするために、資格取得を目指す人も少なくありません。
昨今は自殺者の数も増えて、医師などではなく、気軽に相談できる心理カウンセラーの役割が重要視されてきています。
心理カウンセラーになるための難易度
心理カウンセラーとしての目指す場所によって、カウンセラーになるための難易度は変わってきます。
国家資格はないものの、所定の学力が必要となる場合や、試験に合格しなければならないものも多くあるからです。
心理カウンセラーでもどういった職場で働きたいのかで、必要な資格が変わってきますので、自分の目指したいカウンセラーに必要な資格を調べてみてください。
資格の中には講座を受講するだけのものから、大学院を卒業しないと取れないものまであります。
心理カウンセラーにはそれに加えて、知識や人とのコミュニケーションのとり方、話し方など、
様々な要素が必要となってきます。単に資格を取るだけ、カウンセラーになるだけではなく、
人の心の声に寄り添う、相談や悩みを聞きながら、その人が自分で方向性を見つけるまで付き合う、
そういった仕事内容が多いので、仕事をして考えることよりも、いかに人のために生きられるかという人間性が問われることもあります。
本当の難易度というのは、資格などをとることではなく、人のためになるカウンセラーになることで、
その難易度はとても高いといえるでしょう。
心理カウンセラーになるには
心理カウンセラーになるといっても、その種類は様々です。
企業などに勤めその企業で働く人のケアをする産業カウンセラーや、学校なので児童生徒の相談に乗るスクールカウンセラー、医療機関などで働く臨床心理士など心理カウンセラーと呼ばれる人たちは、
その仕事場や持っている資格によって、名前が変わってきます。
心理カウンセラーになるために、大学や専門学校に通う人もいますね。
資格の中には決められた単位を取得すれば資格がもらえるものもありますし、
試験を受けるにも最低限の学力が必要な場合が多いので、学校に通う事は非常に有効です。
しかし、社会に出てから資格を取りたいという人にとって、学校に入りなおすのは色々な面で難しいかと思います。
しかし、資格がなければ心理カウンセラーになれないかというとそうでもありません。
ほとんどの資格が民間の資格なので、資格がなければやっていはいけない。という事はありません。
ただ、心理カウンセラーは、人の相談に乗りその人が決断できるサポートをするうえで、
知識や経験が必要な場面が多いものです。
資格を取得してその能力を提示することで相手に安心感を与えることが出来るもというメリットがあります。
心理カウンセラーの開業方法
心理カウンセラーを開業する人もいますね。
心理カウンセラーの開業方法は特に法律で決められていることが少ないので、単純に開業することは容易です。
開業に必要不可欠な資格もありませんし、大きな施設や高い医療機械が必要という事もありません。
ただし、本当にクライアントのそばに居られるカウンセラーというのは少ないものです。カウンセリングの看板を掲げながら、質の悪いカウンセリングを行い、悩みや不安を増幅させてしまっては、何の意味もありません。
資格は、自分の持っている知識の確認と、クライアントへ対しての安心材料です。
その他、正しい知識でカウンセリングを行えることも重要になってきます。
経営に関して、カウンセリング料をどの程度に設定するのか、どれくらいのクライアントを獲得できるのか、
どういった分野のカウンセリングを行っていくのか、などのマーケティングも必要でしょう。
またカウンセラーとしては、長い間その場所で悩みを持った人たちの一息つける場所であり続けることのできる事が重要です。開業して続かないようでは、本当のカウンセラーとは言えないのではないでしょうか。
心理カウンセラーの給料・年収ってどれくらい?
心理カウンセラーの給料や年収というのは、その働いている環境や就業形態などによって様々です。
心理カウンセラーと言っても、産業カウンセラーであったりスクールカウンセラーであったり、
民間の相談所であることもあるでしょう。産業カウンセラーなどの企業に勤める形になれば、
サラリーマンのような給与携帯であることが多いようですが、
民間の相談所となると契約社員やパートタイムで働く人も少なくありません。
また、資格を持っているからと給与に大きくハ寧されることが少ないのが現実のようです。
知識も経験も豊富な40代50代のカウンセラーとなると、年収が500万円程度の人もいるようですが、
実際にそこまでの給料をもらえるようになるには、勤続年数なども加味されることでしょう。
心理カウンセラーは悩みや不安を持つ人の声に耳を傾ける仕事です。
専門的にフルタイムで働く人もいますが、ボランティアの延長で行っている人も少なくありません。
給与や年収にこだわっていると、本当に自分のやりたい事を見失ってしまう事もありますので、注意してくださいね。
心理カウンセラーの仕事内容
心理カウンセラーと呼ばれる人たちの仕事は多岐にわたります。
悩みのある人の相談に乗って、その人が自分で進む道を決めることを手助けする役割ではありますが、
仕事となるとそればかりではありません。仕事場やカウンセラーの種類によって、内容は異なりますが、
一般的に心理カウンセラーは、相談に乗る他、様々な心理テストを参考にしたりします
。また悩んでいます!と手を挙げた人だけではなく、あれ?あの人・子は大丈夫かな?と目を配ることも大切です。相談に乗る内容は様々なので、それに応じた知識とアドバイスが必要になってきます。
心理カウンセラーは道案内ではなく、道しるべ出もありません。
こうしなさい。こうした方が良い。ではなく、相手の悩みを聞き、時にアドバイスをして、
その人が抱えている不安を和らげたり、安心感を持てることで、一歩踏み出せる手助けをするものです。
辛い思いをしている時に、ふと立ち寄れるお茶屋さんのようなイメージです。
そのお茶屋さんが弱っている人にとって、安らげる場所であるように、
心理カウンセラーの仕事も安らげる場所を与えることの出来るものでなければいけません。
心理カウンセラーの需要
昨今、自殺する人の数が増えていることが問題視されています。
自殺だけではなく、心に悩みを抱えた人や、うつ病や躁うつ病などの精神疾患に悩まされる人も増加傾向にあります。
病気が認知されつつあるための増加もありますが、ストレス社会や孤立を招きやすい環境も影響しているでしょう。
そういった社会の流れから、心理カウンセラーの需要は高く、これからもその需要の高さは維持されるもしくは増大すると見込まれています。
しかし、生めや増やせやでカウンセラーの数が増えたとしても、それは結果的に需要をカバーしているとは言えないものです。
心理カウンセラーは心の中の悩みや不安を、聞いてくれ、寄り添い、サポートしてくれる存在です。
質の高さが不可欠なのです。心無い一言や、不適切なアドバイス、行き過ぎた指導は、
心理カウンセラーではあってはいけない事です。
これからの需要が見込まれているから、仕事に就けそうだからという考えだけで、心理カウンセラーを目指すのは、
やめるべきだといえます。本当に必要とされるカウンセラーが育成、教育されるようにしてもらいたいですね。
心理カウンセラーの将来性
企業では働いている人のうつ病や隠れうつ病という問題が大きく注目されています。
ストレス社会でハードな仕事をこなす会社員にとって、誰にも相談できない環境で追い詰められてしまう人も多いのです。
病気で休養となっていまうと企業にも大きなダメージです。
そういったことを回避するために、企業に勤める産業カウンセラーという仕事があります。
その他、学校内で生徒の相談に乗るスクールカウンセラーはいじめや不登校といった、
問題を解消する役割を担っています。出産前後の気持ちが不安定になりやすいお母さんのサポートをするような仕事や、医療機関で医師と連携して治療にあたる心理カウンセラーもいます。
心が病んでしまう局面の多い、現代に心理カウンセラーの需要は高まり、
今後も将来性が高い仕事だという事ができるでしょう。
今後は、様々な臨床や経験などが数値化され、よりデータに基づいた相談も加わるかもしれませんね。
また、今までにない分野での活躍もあるかもしれません。
心理カウンセラーの必要性が高まる可能性はとても高いといえるでしょう。
心理カウンセラーは未来の助け船の一つかもしれませんね。
心理カウンセラーはやりがいのある仕事か?
心理カウンセラーとして働くにあたって、やりがいというモチベーションは大切です。
もちろん、心理カウンセラーの仕事だけではなく、どんな仕事にもやりがいがあれば、続けていけますし、
努力しようと頑張れるものです。ただただこなせば良い仕事では、自分を見失ってしまう事だってあるでしょう。
心理カウンセラーは様々な相談を聞く立場です。
人によって話す内容は全く異なってくるでしょう。
その話に耳を傾け、多くを喋って自己解決に向けての足ががりをつかんでもらうために、
心理カウンセラーは多くの知識や見方が出来ないといけません。
資格を持っているからそれですべて大丈夫というわけではないのです。
その知識や見解を広げていく努力も必要ですし、その自分の学んできた物が相手に伝わり、
良い方向を向いて進んで歩いて行けるような姿を見た時には、感慨深いものでしょう。
すべてが上手くいくことは難しいですが、多くの事例の中で一人でも多くの人が、
前を向けるきっかけを作るという目標は、心理カウンセラーの大きなやりがいとなるのではないでしょうか。
自分の目標に向けた努力で仕事はやりがいのあるものになるのです。