心理カウンセラーの仕事内容
心理カウンセラーと呼ばれる人たちの仕事は多岐にわたります。
悩みのある人の相談に乗って、その人が自分で進む道を決めることを手助けする役割ではありますが、
仕事となるとそればかりではありません。仕事場やカウンセラーの種類によって、内容は異なりますが、
一般的に心理カウンセラーは、相談に乗る他、様々な心理テストを参考にしたりします
。また悩んでいます!と手を挙げた人だけではなく、あれ?あの人・子は大丈夫かな?と目を配ることも大切です。相談に乗る内容は様々なので、それに応じた知識とアドバイスが必要になってきます。
心理カウンセラーは道案内ではなく、道しるべ出もありません。
こうしなさい。こうした方が良い。ではなく、相手の悩みを聞き、時にアドバイスをして、
その人が抱えている不安を和らげたり、安心感を持てることで、一歩踏み出せる手助けをするものです。
辛い思いをしている時に、ふと立ち寄れるお茶屋さんのようなイメージです。
そのお茶屋さんが弱っている人にとって、安らげる場所であるように、
心理カウンセラーの仕事も安らげる場所を与えることの出来るものでなければいけません。
心理カウンセラーの需要
昨今、自殺する人の数が増えていることが問題視されています。
自殺だけではなく、心に悩みを抱えた人や、うつ病や躁うつ病などの精神疾患に悩まされる人も増加傾向にあります。
病気が認知されつつあるための増加もありますが、ストレス社会や孤立を招きやすい環境も影響しているでしょう。
そういった社会の流れから、心理カウンセラーの需要は高く、これからもその需要の高さは維持されるもしくは増大すると見込まれています。
しかし、生めや増やせやでカウンセラーの数が増えたとしても、それは結果的に需要をカバーしているとは言えないものです。
心理カウンセラーは心の中の悩みや不安を、聞いてくれ、寄り添い、サポートしてくれる存在です。
質の高さが不可欠なのです。心無い一言や、不適切なアドバイス、行き過ぎた指導は、
心理カウンセラーではあってはいけない事です。
これからの需要が見込まれているから、仕事に就けそうだからという考えだけで、心理カウンセラーを目指すのは、
やめるべきだといえます。本当に必要とされるカウンセラーが育成、教育されるようにしてもらいたいですね。